神棚はどこで買う?神具店・通販・ホームセンターの違いを榊農家が解説

神棚

神棚をどこで買うかは、神社、神仏具店、量販店、通販の4つが主な選択肢になります。神社本庁は、宮形選びや神棚のお祭りの際は氏神神社の神職に相談するようすすめています。

いざ用意しようとすると、売っている場所が思い浮かばない、値段の見当がつかない、という声をよくいただきます。

私たち「高嶺の榊」は、富士山の麓で神棚に供える榊を育てている榊農家です。新しく神棚を設けたお客様からのご相談も多いので、購入先ごとの違いと費用を、神社や神社庁の公開されている案内をもとにまとめました。

私たちについて
私たちについて

日本の神様には日本の榊を。富士山の麓で大切に育てた榊を榊農家が直送でお届けします。

神棚はどこで買うのが基本?

まず、求められる場所を4つに整理します。

神社、神仏具店、量販店、通販

神棚は、神社、神仏具店、ホームセンターなどの量販店、通販で求められます。

福島県福島市の福島稲荷神社は、宮形は近くの神仏具店などで購入すると案内しています。

同じ神社は、神社では伊勢神宮から茅葺き檜製の宮形の取り寄せをしているとも書いています。神社そのものが窓口になっている例です。

愛知県名古屋市千種区の城山八幡宮は、神棚をお頒けしていると案内し、寸法と初穂料を公開しています。

迷ったら氏神様の神社に相談できる

神社本庁は、宮形選びや神棚のお祭りの際は、氏神神社の神職に相談するようすすめています。

どこで買うかを決める前に、相談できる場所があるということです。

東京都神社庁も、一人暮らしに向いた場所をとらない壁掛け式の簡易神棚があるとしたうえで、氏神神社に問い合わせるよう案内しています。

愛知県神社庁は住所から氏神様を探せる検索を用意していますが、表示された神社と氏子区域に差があることもあるため、直接確認するよう添えています。

お札は地元の神社で受ける

神棚そのものと違い、中に納めるお札は神社で受けます。

福島稲荷神社は、お神札は地元の神社で求められるとしています。「年神さま」は12月に入ると求められる、とも書かれています。

神宮大麻は、全国の神社で例年10月ごろから用意されます。神棚を買う時期を決めるときの目安にもなります。

お札の種類と並べ方は、神棚の魂入れの記事でまとめています。

神社で神棚を購入できる?

神社での頒布は、あまり知られていない選択肢です。

寸法と初穂料を公開している神社もある

城山八幡宮は、神棚の寸法と初穂料を公開しています。

(大)屋根違い三社は高さ530×巾650×奥行290mm、(中)中神明は高さ430×巾360×奥行210mm、(小)袖付は高さ350×巾280×奥行100mmとされています。

寸法は10〜15mmの誤差を了承のうえ、という注記が添えられています。

お祓いとセットで受けられる

同じ神社では、神棚と神棚清祓いの御祈祷をあわせて受ける形も用意されています。

(大)屋根違い三社は、神棚+神棚清祓いの御祈祷(御神札を含む)が35,000円、神棚のみ(御祈祷なし・御神札を含む)が32,000円です。

(中)中神明は15,000円と12,000円、(小)袖付は10,000円と7,000円とされています。

すでに神棚を持っている場合、神棚を持ち込んでの御祈祷料は10,000円と案内されています。

取り寄せや製作に日数がかかる

神社を通して求める場合、日数がかかることがあります。

城山八幡宮は、(大)屋根違い三社と(中)中神明は約1週間の製作期間がかかるとしています。

福島稲荷神社の伊勢神宮からの取り寄せも、手元に届くまでの時間を見ておく形になります。正月に間に合わせたい場合は、逆算して早めに動くと余裕が生まれます。

年末年始の神棚の整え方は、年神様の飾り方の記事でまとめています。

神具店で買うときはどこを見る?

神仏具店は、種類と寸法の相談ができる場所です。

お札が納まる内側の寸法から選ぶ

神具店の伊勢宮忠は、まず祀りたいお札が納まる内陣のあるお宮を選ぶことが大切だとしています。

同じ店は、お宮の高さ・幅・奥行きの3点を確認するようすすめ、神具やお供え物を置く奥行きも必要になるため余裕をみるよう添えています。

伊勢神宮によると、神宮大麻は縦24.5cm×横6.8cmです。この寸法が納まるかどうかが最初の関門になります。

棚板の幅も一緒に決まる

宮形の大きさが決まると、必要な棚板の幅も決まります。

みす平總卸店は、三社宮なら棚板は2尺5寸(約75cm)以上が目安で、一般的な棚板は3尺6寸5分(約110cm)だとしています。

福島稲荷神社は、宮形の手前にお供えを置く都合から、棚の奥行きは宮形に10cmほど足した余裕をみるとよいとしています。

福島稲荷神社が挙げる宮形の寸法は、小が幅50×高さ46×奥行33cm、中が幅56×高さ50×奥行36cm、大が幅68×高さ58×奥行43cmです。

置く場所が狭いときの選び方

高さや奥行きが取れない場合は、形で調整できます。

みす平總卸店は、奥行きが取れない場合は箱宮、高さが取れない場合は背の低い宮形という選び方を示しています。

北海道神社庁も、最近はコンパクトな箱宮が数多く出ていると紹介しています。

小さな神棚の選び方は、簡易神棚・モダン神棚の記事で詳しくまとめています。

ホームセンターや通販で買っても大丈夫?

手に入りやすさでは、量販店と通販が優ります。

材質の違いに触れている神社もある

城山八幡宮は、ホームセンターなどでは外国製のものが非常に安価に販売されているが、材質は劣るとしています。

安く手に入る反面、材質の差はある、という指摘です。

一方で神社本庁は、宮形の有無などにとらわれすぎてお祀りしないより、出来る形でお祀りすることが大切だとしています。手に入る範囲で始める考え方も示されています。

通販では寸法の確認が要になる

現物を見られない通販では、寸法の確認がいちばんの要になります。

城山八幡宮は、神棚を受ける際はおまつりする場所の寸法をよく確かめて申し込むよう案内しています。

確かめる寸法は、宮形の高さ・幅・奥行きの3点と、お札が納まる内陣、そして置き場所の幅と奥行きです。棚板を使う場合は、棚板の寸法も合わせて見ておきます。

壁に取り付けられるかを先に確かめる

買う前に、その場所に取り付けられるかどうかを確かめておくと安心です。

群馬県前橋市の産泰神社は、賃貸マンションでは金具を壁に取り付けるなどが禁止されている場合もあるため、必ず事前に確認するよう呼びかけています。

東京都神社庁は、棚を設けられない場合にタンスや本棚の上をきれいにして宮形を置く方法も案内しています。北海道神社庁も、壁に釘がきかない場合は本棚などの家具の上に簡単な台を置いてもよいとしています。

賃貸で穴をあけずに祀る方法は、賃貸の神棚の記事でまとめています。

神棚の値段はどれくらい?

公開されている数字から、目安をつかめます。

神社の頒布価格は7,000円から35,000円の例がある

城山八幡宮の初穂料は、宮形の大きさによって7,000円から35,000円の幅があります。

(小)袖付が神棚のみ7,000円、(中)中神明が12,000円、(大)屋根違い三社が32,000円です。御祈祷を含めると、それぞれ10,000円、15,000円、35,000円になります。

福島稲荷神社は、宮形は通常のご家庭では小(4万円程度)が一般的だとしています。

神社や宮形の仕様によって幅があるため、この2つの例は目安として見る形になります。

神具や棚板は別に費用がかかる

宮形のほかに、神具と棚板の費用もかかります。

城山八幡宮の案内では、土器セット(皿2、瓶子1対、水器1、榊立1対)が3,500円、長膳(長三方)が2,000円、神鏡が普通彫り2,600円・上彫り7,200円です。

棚板は、大(750×450×30mm)が15,000円、小A(500×350×30mm)が12,000円、小B(465×315×12mm)が3,500円とされています。

一式をそろえるときは、宮形の値段だけで見積もらないほうが後で慌てません。

全部そろえなくても始められる

産泰神社は、神具は装飾品なので、スペースがない場合は無理して用意しなくてよいとしています。

同じ神社は、すべて揃えるのが理想としつつ、「お神札と神饌だけ」「お神札と神饌と榊だけ」でも問題ないと説明しています。

費用を一度にかけず、置ける範囲から足していく形も選べます。

神棚とセットでそろえるものは?

買ったあとに必要になるものも、先に知っておくと計画が立ちます。

最低限必要とされる神具

北海道神社庁は、神棚をまつるのに最低必要なものを挙げています。

宮形と棚板のほか、御神鏡、榊立、結燈台(ローソク立)あるいは燈籠(電気式)、平瓮(皿)あるいは高杯(米と塩)、水器(水入れ)、瓶子(御神酒入れ)です。

神社本庁も、神棚には宮形の前に置く神鏡や、神前を明るくするための神灯など、さまざまな装飾品があるとしています。

器の選び方と置き方は、神棚の水入れの記事でまとめています。

榊立ては左右に一対

神社本庁は、神棚の両側には榊をお供えし、毎日水を取り替えてみずみずしさを保つよう案内しています。

榊は常に緑を保つ常緑樹で、古くから御神前へのお供えに使われてきました。榊立ては左右に1つずつ置きます。

城山八幡宮の土器セットにも、榊立が1対含まれています。宮形と一緒に用意するものとして扱われている、ということです。

榊立ての選び方は、榊立ての記事で紹介しています。

毎月続くのは榊とお供え

一度そろえれば済むものと、続けて用意するものがあります。

宮形、棚板、神具は最初にそろえるものです。これに対して、榊、米、塩、水は続けて供えるものになります。

産泰神社は、榊の交換を毎月1日・15日の月次祭にあわせても問題ないとしています。毎日の交換が理想としたうえでの案内です。

高嶺の榊では、月1回と月2回のどちらかを選べる定期便でお届けしています。買いに出る手間がないので、祀り始めの時期から続けやすくなります。

よくある質問

Q. 神棚は神社で買えますか?

A. 城山八幡宮のように、寸法と初穂料を公開して頒布している神社があります。福島稲荷神社は、伊勢神宮から茅葺き檜製の宮形の取り寄せをしているとしています。

Q. ホームセンターの安い神棚では失礼になりますか?

A. 城山八幡宮は、安価な外国製は材質が劣ると指摘しています。一方で神社本庁は、出来る形でお祀りすることが大切だとしています。予算と置き場所から選べる部分です。

Q. 神棚の値段はいくらぐらいですか?

A. 城山八幡宮の初穂料は、宮形のみで7,000円から32,000円です。福島稲荷神社は、通常のご家庭では小(4万円程度)が一般的だとしています。

Q. 通販で買うとき、何を確かめればよいですか?

A. 宮形の高さ・幅・奥行きの3点、お札が納まる内陣、置き場所の寸法です。城山八幡宮も、寸法をよく確かめて申し込むよう案内しています。

Q. 神棚を買ったら、すぐに祀れますか?

A. お札は地元の神社で受けます。神宮大麻は例年10月ごろから用意されます。神職にお祓いを頼む場合は、取り付けを済ませてから日程を相談する形になります。

まとめ

神棚をどこで買うかについて、確かめられる点をまとめます。

  • 求められる場所は、神社、神仏具店、量販店、通販の4つ
  • 寸法と初穂料を公開して頒布している神社もある(城山八幡宮の例は7,000円〜35,000円)
  • 神仏具店では、お札が納まる内陣と高さ・幅・奥行きの3点から選ぶ
  • 量販店の安価なものは材質が劣るという指摘がある一方、出来る形で祀ることが大切ともされている
  • 通販では寸法の確認が要になる
  • 宮形のほかに神具と棚板の費用がかかり、榊とお供えは続けて用意する
  • 迷うときは氏神様の神社の神職に相談できる

置き場所の寸法を測ってから動くと、どの買い方でも失敗が減ります。

「高嶺の榊」では、富士山の麓の自社畑で育てた国産榊を、25cm・30cm・36cmの3つの長さでお届けしています。1回のお届けは2束1対なので、左右に1束ずつ挿せます。全品送料無料で郵便ポストに配達されるため、留守がちでも受け取れます。

参考・出典

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