榊の値段は、枝の長さ、1回に届く束数、買う頻度で変わります。私たち榊農家の価格では、25cmの2束1対が単品1,700円、定期便なら1,480円です。
毎月続けて供えるものなので、1回の値段よりも、1年でいくらになるかが気になるところだと思います。
私たち「高嶺の榊」は、富士山の麓で榊を育てている榊農家です。店頭価格は地域や時期で幅があるため他店の数字は挙げませんが、価格が何で決まるのかと、自社の価格をそのまま公開してまとめました。
榊の値段はどれくらい?

まず、実際の価格を並べます。
定期便は1,480円から
高嶺の榊の定期便(月1回)は、25cmが1,480円、30cmが1,580円、36cmが1,680円です。
1回のお届けは2束1対なので、神棚の左右に1束ずつ挿せます。
全品送料無料で、郵便ポストに配達されます。受け取りのために家にいる必要がありません。
定期便は、申し込んだあとは同じ間隔で届き続けます。毎回注文する手間がかかりません。
月2回なら1回あたり1,430円
定期便(月2回)は、25cmが2,860円、30cmが3,060円、36cmが3,260円です。
1回あたりに直すと、25cmが1,430円、30cmが1,530円、36cmが1,630円になります。
毎月1日と15日に取り替える形にすると、この頻度が合います。
1日と15日は、多くの神社で月次祭が行われる日です。群馬県前橋市の産泰神社は、榊の交換をこの日にあわせても問題ないとしています。
単品は1,700円から
1回だけ試す単品は、25cmが1,700円、30cmが1,800円、36cmが1,900円です。
まず現物を見てから続けるかどうか決めたい場合の選択肢です。
インテリア用の飾り榊(約25cm、5本ひと組)は、定期便(月1回)1,780円、定期便(月2回)3,460円、単品2,000円です。神棚に供えるためのものではなく、部屋に飾るためのものです。
榊の値段は何で変わる?

価格を決めている要素は、大きく3つです。
枝の長さ
同じ榊でも、枝が長いほど値段は上がります。
高嶺の榊では25cm・30cm・36cmの3つの長さをご用意していて、25cmと36cmでは定期便で200円の差があります。
長い枝は、育つまでの期間も、収穫してから箱に納めるまでの手間も増えます。神棚の大きさに合う長さを選ぶのが、無駄のない買い方です。
畑では、枝の長さごとに切り分けて束にしています。同じ木からでも、決まった長さで取れる枝の位置は限られます。
長さと榊立ての合わせ方は、榊立ての記事でまとめています。
1回に届く束数
神棚には左右一対で供えるため、1回に2束必要になります。
神社本庁は、神棚の両側には榊をお供えし、毎日水を取り替えてみずみずしさを保つよう案内しています。
高嶺の榊の価格は、この2束1対を1回分として計算しています。1束あたりの表示になっている場合、2倍の金額がかかることになるので、比べるときは束数をそろえて見る形になります。
北海道神社庁も、神棚に必要な神具として榊立を挙げています。左右で一対になる器です。
買う頻度
交換の頻度が上がれば、月あたりの金額も上がります。
群馬県前橋市の産泰神社は、榊は毎日交換するのが理想としつつ、月次祭の1日・15日にあわせて交換しても問題ないとしています。
福島県福島市の福島稲荷神社は、榊は毎月1日に左右一対飾り、数日おきに水を替えて、枯れたら下げると案内しています。
月1回で続けるか、月2回にするかは、この案内の幅のなかで選べます。
毎日交換する形にすると、月あたりの本数は大きく増えます。現実には、1日・15日に替えるか、枯れる前に替える形が多くなります。
花屋やスーパーで買うときに見るところは?

買う場所によって、値段以外の条件も変わります。
束の本数と長さを確かめる
値段を比べるときは、1束の本数と枝の長さをそろえて見る形になります。
同じ「1束」でも、入っている枝の本数や長さが違えば、実際の量は変わります。神棚に挿したときのボリュームも変わります。
店頭では束の中身が見えるので、そこは実店舗の利点です。
神棚に挿す本数は、榊立ての口径によっても変わります。細い器に詰め込むと、水が回りにくくなります。
買いに行く手間も費用に入る
毎月1回でも2回でも、買いに出る時間と交通費がかかります。
近くに扱っている店がない地域では、この負担が大きくなります。
扱いのある店でも、入荷の曜日が決まっていることがあります。切らさずに続けるには、その曜日に合わせて動く形になります。
購入できる場所の探し方は、榊はどこで買えるかの記事でまとめています。
鮮度は切ってからの時間で決まる
榊の持ちは、切ってから手元に届くまでの時間と温度で変わります。
私たちの畑では、収穫した榊を専用の冷蔵庫で保管し、鮮度保持袋に入れて出荷しています。切り口が乾かないうちに届くかどうかが、その後の持ちを左右します。
同じ値段でも、届いた翌日から傷み始めるものと、2週間持つものでは、実質の負担が変わります。
長持ちの管理については、榊が枯れる原因の記事でまとめています。
定期便と単品では榊の値段が違う?

同じ商品でも、申し込み方で金額が変わります。
25cmは1回あたり220円の差
高嶺の榊の25cmは、単品1,700円に対して定期便(月1回)が1,480円です。
1回あたり220円の差があります。月1回で1年続けると、2,640円の差になります。
30cmは単品1,800円に対して定期便1,580円、36cmは単品1,900円に対して定期便1,680円です。どの長さも220円の差になります。
月2回のほうが1回単価は下がる
定期便(月2回)の25cmは2,860円で、1回あたり1,430円です。
月1回の1,480円より、1回の単価は50円下がります。交換の回数が増える分、月の合計額は上がりますが、1回あたりでは安くなる形です。
30cmは月2回で3,060円(1回あたり1,530円)、36cmは3,260円(1回あたり1,630円)です。
1日と15日に替える習慣にしている場合は、こちらが合います。
買い忘れがなくなる
金額の差より大きいのは、切らさずに続けられることです。
枯れたまま置くことを避ける考え方は、神社の案内にも示されています。岩手県金ケ崎町の鶴ヶ峰熊野神社は、「穢れ」は「気枯れ」にあたり、生気が枯れて無くなってしまった状態をいうと説明しています。
神社本庁も、毎日水を取り替えてみずみずしさを保つよう案内しています。手元に次の榊があるかどうかは、この続けやすさに直結します。
届く仕組みにしておくと、気づいたら枯れていた、という状態が起きにくくなります。
造花のほうが榊より安い?

長い目で見た比較も、よく聞かれます。
取り替えが不要な分は安く済む
鶴ヶ峰熊野神社は、造花について、値段も手頃で何よりも枯れる事が無く、取り替える必要が無いため愛用されている方も多いのではないかと書いています。
一度買えば続けて買う必要がない、という点は事実として挙げられています。
ホームセンターの神棚コーナーには、必ずといっていいほど樹脂製の榊の造花が置いてある、とも説明されています。値段だけで見れば、長い目では造花のほうが安く収まります。
神社は本物をすすめている
同じ神社は、なるべく本物の木(生きている木)を使いたいものだとしています。
理由として、神棚をおまつりする際には穢れを避けなければならず、造花の榊は本物に比べると「生気」について比べ物にならないことを挙げています。
そのうえで、本物の榊を供えることには、生気に満ちあふれた物をお供えして神様に益々元気になって頂くという積極的な効果もあると書かれています。
同じ神社の案内は、造花を禁じる書き方ではありません。すすめる理由を述べたうえで、代用できる木まで示しています。
造花の可否の考え方は、榊の造花の記事でまとめています。
手に入らないときの代わり
榊が手に入りにくい地域では、別の常緑樹を使う考え方も示されています。
鶴ヶ峰熊野神社は、榊を手に入れるのが困難な場合、葉の広い常緑樹で代用してもかまわないとし、ツバキ、ヒノキ、アスナロ、ナンテンなどを挙げています。
東京都神社庁も、榊が生育しない地方では、同じ常緑樹である杉・樅・樫などを代わりに使っているとしています。
値段の比較の前に、その土地で何が使われてきたかを見る視点もあります。
榊の値段を抑えるには?

無理なく続ける工夫を挙げます。
神棚に合う長さを選ぶ
必要以上に長い枝を買わないことが、いちばん効きます。
小さな神棚に36cmを挿すと、切って調整することになります。25cmが収まる神棚であれば、その長さで足ります。
福島稲荷神社が挙げる宮形の寸法では、小が幅50×高さ46×奥行33cmです。この大きさであれば25cmが収まります。
宮形の大きさから選ぶ考え方は、簡易神棚・モダン神棚の記事でまとめています。
交換の頻度を決めておく
頻度を決めると、月あたりの金額が固定されます。
産泰神社の案内にあるとおり、毎月1日・15日にあわせる形でも問題ないとされています。毎日替える形が理想とされたうえでの案内です。
月1回なら年12回、月2回なら年24回です。長さを決めてしまえば、年間の金額はこの回数で決まります。
月1回にするか月2回にするかを先に決めておくと、買い方も決まります。
まとめ買いより頻度で考える
一度に多く買うより、必要な頻度で届く形のほうが無駄が出ません。
榊は生の枝なので、多めに買っても保存できる期間には限りがあります。冷蔵しても、切ってからの時間は戻りません。
私たちの畑では収穫後すぐに冷蔵し、鮮度保持袋に入れて出荷しています。家庭で同じ環境をつくるのは難しいので、届く頻度で調整するほうが現実的です。
器は最初にそろえれば済む
榊立てなどの器は、一度用意すれば続けて買うものではありません。
愛知県名古屋市千種区の城山八幡宮の案内では、土器セット(皿2、瓶子1対、水器1、榊立1対)が3,500円とされています。
毎月かかるのは榊と米・塩・水です。初期費用と続く費用を分けて考えると、予算が立てやすくなります。榊立ては倒れにくい重さと、洗いやすい口径のものが続けやすくなります。
よくある質問
Q. 榊はいくらぐらいしますか?
A. 高嶺の榊では、2束1対で単品1,700円から、定期便(月1回)1,480円からです。店頭価格は地域や時期で幅があるため、束の本数と長さをそろえて比べる形になります。
Q. 送料はかかりますか?
A. 高嶺の榊は全品送料無料で、郵便ポストに配達されます。留守がちでも受け取れます。
Q. 定期便と単品はどちらがお得ですか?
A. 1回あたりでは定期便が220円安くなります。月1回で1年続けると2,640円の差です。まず現物を見たい場合は単品から選べます。
Q. 月2回だと高くつきませんか?
A. 月の合計額は上がりますが、1回あたりの単価は下がります。25cmの場合、月1回1,480円に対し、月2回は1回あたり1,430円です。
まとめ

榊の値段について、要点をまとめます。
- 値段を決めるのは、枝の長さ、1回に届く束数、買う頻度の3つ
- 高嶺の榊は2束1対で、定期便(月1回)1,480円から、単品1,700円から
- 定期便は単品より1回あたり220円安く、年間で2,640円の差
- 月2回は合計額が上がる一方、1回あたりの単価は下がる
- 比べるときは1束の本数と長さをそろえる
- 器は初期費用、榊と米・塩・水が続けてかかる費用
長さと頻度を決めてしまえば、月にかかる金額は固定されます。
「高嶺の榊」では、富士山の麓の自社畑で育てた国産榊を、25cm・30cm・36cmの3つの長さでお届けしています。1回のお届けは2束1対で、全品送料無料、郵便ポストに配達されます。
参考・出典
- 神社本庁「神棚」 https://www.jinjahoncho.or.jp/omatsuri/kamidana/
- 東京都神社庁「祭器具(3)榊(さかき)の語源について説明してください」 http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/qa/saikigu/03/
- 産泰神社「【神職が画像で解説】神棚のお祀りの仕方~お供え物からお参り方法まで~」 https://www.santai-jinja.jp/blog/kamidana-osonaemono/
- 福島稲荷神社「自宅や会社に神棚がない方へ」 https://www.fukushima-inari.com/nothing/190.html
- 鶴ヶ峰熊野神社「造花の榊をお供えしてもいいですか?」 http://www.turugamine.com/kotae028.html
- 城山八幡宮「神棚をおまつりしましょう」 http://www.shiroyama.or.jp/jyuyohin/kamidana/kamidana.html
- 高嶺の榊 通販サイト(価格) https://tsakaki.base.shop/


