束ではなく一本で美しい形の榊
社長の赤池洋行です。
「高嶺の榊」では、たった一本でも美しく、お供えできる榊を目指しています。私達も、以前は中国榊を代表するように細い枝を組んで束にして形を整える、いわゆる「材料」としての榊を栽培していました。ところが榊の栽培を始めて5年ほど経ったある日のことです。数千本の中に1本の木だけ脇芽が綺麗に出て、まるで束にしたような一本の枝として生えている木を見つけたのです。
「この木を大切に増やしていこう。」
それが一本でお供え出来る「希少価値のある木」の栽培の始まりでした。それまでは、細い枝を10本以上で組み束として商品にしていましたが、一束作るのに時間が掛かり、中国榊に対抗する数量をカバーするにはとても及びませんでした。しかしこの木を増やすことにより、数十本で組むのではなく3本重ねるだけで束を作ることができるようになりました。 そして、希少価値の有る物ならば1本でお供え出来る榊になると確信し、栽培を続けています。