榊について、ご存知ですか?
榊の由来 榊は神が宿る木
神と人の境であることから「境木」の意といされ平安時代に「榊」とされました。日本では古来から神が宿る木として神事や神棚に捧げられてきたのです。
榊は関東以南の温暖な地域で生育するため、「本榊」「真榊」と呼ばれています。
関東以北では本榊は生育が遅いため、類似種のヒサカキ(非榊)を栽培し「サカキ」と呼んでいます。
地域により仏前にも、お供えされる植物であり、シャシャキ・ビシャコ・栄芝(さかえしば)とも呼ばれています。
外国産の榊が9割以上の今、国産榊を作っていく
榊の流通では、2007年をピークに外国産が輸入されており、現在でも9割以上を外国産が占めています。しかし近年では国内で生産に力を入れている組合や団体もあります。
「日本の神様には日本の榊」
外国産の榊は大量に栽培され、形が不揃いで枝も細いものを十数本の束にすることで形を整えて売っています。一本にしては安価ですが結局は十数本の榊を一束にするのです。
私達は国内で100パーセント美しい榊の栽培を実現しています。用途の意味も分かったうえで一本一本丹精込めて作られた質の良い国産榊をぜひ使って頂ければと願います。
静かに手を合わせる時間を
慌ただしく忙しい朝。そんな時こそ神棚に手を合わせて心を落ち着かせる時間を持ちたいものです。昨日と同じ何事もない当たり前の平和な一日をすごせるよう、祈りましょう。